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2013年03月02日

究極の速弾きバイブル「R.A.S.式ピッキング 速弾き攻略のための究極メソッド」


究極の速弾きバイブルが発売されました。
「R.A.S.」とは、「リラックス・アタック・スピード」の頭文字だそうです。
この本、マジでお勧めです。教則本じゃないです。聖書です。

ところで、「速弾き」っていうかさ・・・わざわざ「速弾き」を特殊ジャンルとして捉えるのってギターだけ(それもクラシックギターでは意識しない)ですよね。
でも、どんな楽器でも、クラシックも含めて、「見せ場としての速いフレーズ」はあります。
それに、ゆっくりのフレーズを綺麗に魅力的に演奏するためには、「必要な場面で速いフレーズが弾けるだけのテクニック」を持っている必要がある、と思うんですよね。

という観点から、最近、曲の練習と平行して速弾きの練習に取り組んでいます。

昔エレキでロックを弾いていた頃、ちょっと上手い人なら当たり前に弾けている(と思う)120BPMの16分音符がなかなか弾けなかったんですね。(今は160ぐらい)
でも、120BPMぐらいで、16分音符込みのカッティングに、時には半拍三連まで混ぜられるわけですよ。
正直「なんでやねん!」と思ってたわけですが。。。

要するに、速く弾こうとして無駄な力入ってるんやろな・・・と。

去年、加茂フミヨシさんの「速弾きがうまくなる理由ヘタな理由」を買って、自分なりに抽出した譜例を練習してたら、壁を越えてずいぶん速度が上がりました。
その加茂さんの新作、それも「ピッキングに関する全てを注ぎこんだ」とおっしゃる気合作なので、アマゾンで予約注文しちゃったわけです。

そして感想。

かなりの文章ボリュームです。とは言っても読みやすいですが。
そして、練習譜例は数が絞り込まれています。
わずか15本しかありません。教則本によっては60も70も譜例があったりしますが、わずか15本です。
どのフレーズから手を付けたらいいかという悩みが少なくなります。
しかも、それぞれのフレーズが「何を目的としていて、どんなところに気をつけながら練習すればいいか」についてしっかり解説されているので、練習のモチベーションと集中力が上がります。

本文中で紹介されているのですが、ギターを持たずにエア・ギター(空振り)でピッキングの真似事をすると、力も入れずにリラックスしたままかなりのスピードが出ます。そして、そのスピードが実際のギターで出せたとすればだいたい満足なんですよ。それを超えるスピードはもう特殊な人、速弾きそのものが目的みたいな人の世界かな、と思います。

自分の目標として、とりあえずは180bpmで16分音符、120bpmで6連符がリラックスして弾けるように。それに上乗せしてレガートやスウィープ奏法でさらにスピードアップできれば、カノンロックぐらいは弾けるんじゃないかなあ。

自分の演奏スタイルはアコギでのフィンガースタイルソロ(のテクニックを活かした歌ものユニットがメインになってる)だけど、フィンガースタイルソロでテクニックある人って、クラシックギターをみっちりやってるか、エレキでバリバリ速弾きしていたところからの転向が多いんですよね。さて、自分はどうなるのやら。

とりあえず一通り目を通して、まずはEX-1をやっているところです。
あとはEX2、3、11、14ぐらいを、「超スローテンポ」からじっくり取り組もうかな、と思っています。

余談・・・各練習譜例に対してカラオケが「ノーマル(お手本演奏と同テンポ)」「スロー」「超スロー」と用意されてるのはもの凄く評価するんだけど、さらにもっと思い切って違うテンポにしてもいいんじゃないかな・・・
中学校のブラスバンド時代には「倍テンポ」って言葉があった。4分音符でメトロノームを鳴らすとしたら、それを8分音符に感じて演奏する。つまり、リズムを倍で感じるわけだけど、テンポとしては半分なのね。「超スロー」は倍テンでいいと思う。「スロー」は標準の8割ぐらい。
まあ、どうせ練習はメトロノームに合わせるのでカラオケ使わないんだけどね・・・(お手本演奏はイメージを掴むために時々聞く)


posted by KEN-NYE at 23:39 | TrackBack(0) | 音楽のこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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