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2012年05月16日

改めて、橋下市長がMBS記者を罵倒した件

少し前に「橋下氏がMBS記者に噛みついた件」というエントリーを立てましたが、時間が経って全容が分かってきたような気がします。

正直に言いますが、動画は断片的にしか見ていません。どうしてかというと、橋下氏の恫喝ぶりは「キレキャラを演じるタレント」どころではなく、あまりにも不快で鬱になりそうだからです。

全容については、テキストで書き出して分析してくれたサイトがあるので(後ほど紹介)これを信頼することにしましょうか。

まず、現時点での自分の意見。

そもそも橋下氏の手法には批判的ですが、今回のことは特に酷いと感じました。
比較するなら、あの高校生たちを泣かせた府知事時代の行為に次ぐぐらいでしょうか。理由は以下の通り。

・市長というのは権力者であり、その考えや動向について、有権者は把握する権利がある。これがなければ、次の投票行動をはじめ、「自己の権利の信託」というリスクを含んだ行為において適正な判断ができない。
・記者は大きな影響力を持つ存在であり、あまりに無知であるとすれば不適切である。また、一定の答えに導くようにしてその一部だけを取り上げようとするのも適切とは言い難い。だが、市長という公権力の座にある者が質問に答えない理由にはならない。
・メディアの報道が偏向しているかどうかの判断は視聴者、有権者に委ねられるものであり、報道される公権力がその立場をいいことに罵倒するのは不適切だ。
※市長などが「こういう風に書いて欲しい」ときちんと要望・説明するのは認められる権利だと思う
・市長の罵倒はあまりに一方的であり、ディベート(というよりは口喧嘩)のテクニックによって記者の質問を封じた。理性的・論理的な議論ではない。これは民主主義の破壊行為だ。

あとは疑問。

・他の記者は黙ったままだったようだがどういう考えだったのだろう?圧倒されていたのか?
・この動画を「生意気なMBS記者をロンパしてやったぜYeah!」みたいなノリで広めまくっている支持者がいるようだけど、どういう神経をしているんだろう?

重要リンク

MBS記者の取材に対する橋下氏のキレ方は常軌を逸しています
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-978.html


「ロンパ」の流れを追っての解説もあります。情報量が多いですがじっくり読みたい方におすすめ。
それから、奈良県生駒市で市長をされている山下真さん(記者、弁護士の経験もあるそうです)による、ツイッター上でのこの問題に対する指摘が当を得ていると感じたので、少し長いですがまとめてみました。
橋下氏の反撃(「頓珍漢な市長」とこれまた暴言)と、それに対する意見、山下氏に対する疑問と回答も含めています。





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posted by KEN-NYE at 20:19 | TrackBack(0) | 日記諸々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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