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2012年04月14日

北朝鮮のロケット打ち上げ問題に関して

今回の打ち上げは、国連安保理の決議「いかなる核実験又は弾道ミサイル技術を使用した発射もこれ以上実施しない」に違反するものであり、重大な国際的批判を受けるに値します。
今後、食料等の援助が減らされたり打ち切られたりするのは避けられないでしょう。非常に残念です。


今回の打ち上げは(も)結局は失敗。ロケットは上空で爆発したそうですね。
アメリカなんかは、最初から「失敗する」と予測していたんだそうな。沖縄の米軍基地は警戒レベル「ブルー」すなわち平常どおり、との情報が入っていました。


「Google Earth」というソフトがありますね。
これで、座標「39.65448651275155 , 124.7152696508784」(北緯、東経)にアクセスすると見られる施設が、話題の「東倉里発射場」だとのこと。ソフトは無料ですし、自分でもアクセスしてみました。リアルタイムではないにせよ、一般人がネットにアクセスするだけで見られるものなんですね。
で、「ここが発射台かな?」「これが工場かな?」という形で見ていくと、三段式のロケットを発射台に据えるには、どう考えても段ごとに別々に運んで、発射台の上で組み立てるしかない。横倒しで出来上がった状態で運ぶには道が曲がりくねってるし、立てた状態で組み立てられるような建物はない。
現場で組み立てるとなると、埃などの混入を防ぐことができません。それで、地球周回軌道まで衛星を打ち上げられるような精度のロケットが作れるのか?と考えると、大いに疑問なわけです。でも、かの国はどうやらそれをやらかしちゃったみたいです。

(順序から考えると、まず弾道飛行を成功させてからじゃないと衛星の軌道投入なんて不可能なのでは?と思うんですけど・・・まあ、いずれにしても安保理決議違反であることには変わりありません)

所詮、成功させられるような技術力なんてないんですね。そんなリスクの高いことを、どうして国際的な反対を押し切って強硬したんでしょうか。新政権の力を誇示するため?効果があるのかどうか、その辺は外から見てる限りではわかりませんが。ていうか失敗しちゃってるし・・・
国内向けには、「打ち上げには失敗したが、カルマンラインを越えたことで一定の成果は上げたと考える」みたいに強弁するんでしょうかねぇ?
そんなことに使う金があるんなら、もっといい使い道があるでしょうに。


さて、翻って我が国。同盟国の米軍が平穏なのと対照的に、ロケット打ち上げをマスコミこぞって「ミサイル発射」と決めつけ、「迎撃だ」と大騒ぎ。通過予定ルートに近いとされる石垣島では、観光客を排除してPAC3を配備。
まるで、「これぞ好機」とはしゃいでるように見えました。
だいいち、日本のミサイル防衛システムの根幹はイージス艦であって、PAC3の守備範囲なんて対したことはないし、役に立つとも思えないんですよね。
第一、攻撃意図のはっきりしたミサイルならともかく、万一成功して「人工衛星打ち上げのロケット」を撃ち落としちゃったりしたら、それこそ国際問題になるのでは?日本政府は自分から戦争を仕掛ける気か?頼むから勘弁してくれよ。
結局、PAC3の配備は「北朝鮮の行動を利用して、軍事強化体制に少しでも国民を慣らしていく」のが目的だったんじゃなかろうか。
で、結局その結末は、「韓国メディアが発射確認を発表」とニュースに流れてから、ずいぶん経っての発表。遅すぎるんじゃねぇの。
「別ルートでの確認が必要だった」と言い訳してるけど、一番最初の情報を受け取った時点で「現在、発射確認したとの第一報が入り、詳細について調査しています」との速報を出すことはできたんじゃないの?
わからない部分、曖昧な部分については、「わかっていない」「曖昧である」ことも含めて迅速に情報提供していく必要がある、というのが3・11で得た教訓じゃないのか。この政府はいったい何をやっているんだろう。
で、こんな現実の元、「ミサイル防衛」なんて考えは、やはり幻想なんだなと思います。
だって、発射されたのが事実なのかどうか確認している間に、下手するともう落ちてきちゃうよ。飛翔コースを正確に計算できたとしても、そこにまたミサイルを当てるのが困難な作業なのに。

やっぱり、外交で事前に食い止める以外、ないんじゃないでしょうか。


posted by KEN-NYE at 23:53 | TrackBack(0) | 日記諸々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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