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2009年12月05日

ギター初心者講座(1)・ギターを始めるとき、最初に買うギターはどれがいい?まず一本手に入れるところから。

掲示板とかで、よく見かけますね。


「ギター始めたいんですけど、どんなギターを買えばいいですか?」



え〜と、ごめんなさい。先に謝っておきます。


もの凄く失礼な言い方をしちゃうと、

「欲しいの買えよパンチ

で終わりです。


・・・


ホントごめんなさい。



あとは、ネタで「ソモギ」とか、ビンテージマーチンとかを挙げてみるぐらいですね。

※ソモギ(somogyi):アメリカの個人制作家、Ervin Somogyiさんが作っているギターで、一本数百万円で取引されてます。ヴァイオリンでいうストラディバリウスですね。

※ビンテージマーチン:「いつかはMartin」と言われる有名ブランドですが、1970年代とか、もっと古く40年代とかのものが人気があって、高値で取引されてます。




いやいや、すいません、真面目にいきます


真剣に向かい合って答えるためには、まずこちらからお尋ねします。


あなたは何のためにギターを弾きたいんですか?



今、ギターを購入するために、どれだけのお金が用意できますか?




あと、できれば、音楽経歴も知らせてもらえると、より的確なアドバイスができます。
どうしてかというと、例えば同じ「ギター初心者」であっても


1学校の音楽の授業すら真面目に受けたことがない、楽器なんてトンデモナイという人

2実はピアノがバリバリ弾けてコンクールにも出ているような人


極端ですけど、上の二人に、同じアドバイスをするのがいい、とは思わないでしょう?

まあ、極論しちゃえば、最後に挙げる「これだけはやめとこう」というギターさえ外せば、何でもいい、とも言えます。でも、KEN-NYEとしては、どうせアドバイスするなら、足りない情報をいい加減な想像で補うんじゃなくて、ちゃんと相手のことを知って、その人に合わせたものを提供したいわけです。





ちょっと、その前に。
もし、友人・知人や親戚などから貰える、あるいは長期的に借りられるものがある場合は、いただいてしまいましょう。
まず「自分のギターを持つ」ことは大切かな、と思います。
それが基準になって、「いや、もっとこういうものが欲しい」とか、色々欲が出てくると思います。自分の中に基準をつくる、というのは大切です。

(ただ、最後の部分で指摘したような状態のギターだったら、避けた方が無難かも知れません。メンテナンスで蘇るものもありますが)


KEN-NYEの場合、最初の一本は親戚からもらった、元々は母が使っていたというクラシックギターでした。



さて、どうでしょう。上の質問の中で、KEN-NYEが重視するのは「きっかけ」の方です。

いちばんありがちなもの・・・

「誰か弾いている人を見て憧れた」(有名なアーティストでも、インディーズでも身近なアマチュアでもOK)



いいですね^^bるんるん

憧れっていうのは、何かをするための素晴らしい原動力です。

まあ、そういう場合、その「憧れた人」が弾いているギターを基準にするのがいちばん手っ取り早いです。
何?わからない?そのぐらい調べてみましょうよ。いつのコンサートで(あるいはTVで、DVDで、YouTubeで)どの曲の時に弾いてたのか。そういった情報があれば、マニアックな人が調べてくれるかもしれません。あるいは演奏者すらわからない場合もあるかもしれないですが・・・でも、使っている人がわかれば、その人がメインで使っているギターぐらいは大抵調べられるものです。


で、同じギターを買っちゃえ、ってのはちょっと乱暴ですね。プロが使うギターはそれなりに値が張るものが多いですから。


じゃあ、どうすればいいの?




予算内で買えるギターで、なるべく「憧れた人のギターに近いもの」を探す。
近くなくても、何か共通点のあるものを探す。

こういう風に絞り込んでいく中で、「世の中にはどんなギターが存在するのか」が色々見えてきたりしたら最高です。もし途中で、「やっぱりこっちの方が欲しい!」と思ったら、気変わりして大丈夫です。自分の気持ちを大切にしましょう。



必要性に迫られた




バンドが解散して弾き語りをすることになった、とか。
友達が二人組とかでやりたくて、強制的に始めさせられた、とか。

そういうときは、自分にきっかけをくれた相手に、どんな楽器を使って欲しいか聞いてみるのも手だと思います。


その他



KEN-NYEの場合は、最大の理由が弾き語りの伴奏用でした。だから、ギターじゃなくてもよかったんですよ。始めた当時は「弾き語りスタイルで好きなアーティスト」とかは居なかったし。で、ピアノと平行して始めたんですね。当時はピアノの方が練習時間多かったと思います。それでもバイエル終了レベルの曲すら弾けませんが。


一番いい買い方は、ギターばっかりたくさん集めてある店にいって、理解ある店員さんに相談することです。やっぱり、リアルタイムで、自分がその場でふと浮かんだ疑問もぶつけられることが大事です。



まあ具体的に名前を挙げるのは控えておきますが、大阪には大きな楽器店がいくつかあります。梅田、心斎橋、江坂・・・(知ってる人にはきっとわかっちゃいますね。特にアコギ弾きだと・笑)そのあたりで、お世話になってる楽器屋があります。あと、神戸元町の某楽器店にも長年お世話になってます。


東京だと、お茶の水〜神田あたりにすさまじいほど楽器店が集まってますね(本当に質のいい楽器が欲しければ他の場所の方がいい、という意見もありますが、とにかく数が多いです)。レジャーのつもりで、丸一日かけて、フラフラと歩きながら雰囲気で気に入った店に入って試奏して、またフラフラと・・・美味しいカレー屋さんもいくつかあるみたいだし。一度、そういう体験してみるといいと思いますよ。



あ、これ大事。

試奏を怖がらない、恥ずかしがらない




試奏は、マナーがあります。ギターを絶対に傷つけないこと。
だから、ボタンが付いてる服とかはNGです。ベルトにも気をつけて。柔らかい素材で、Tシャツとかトレーナーみたいな、前が開閉できない服を着て、ズボンの外に出して(まあ今時、中に入れる人は少ないかもしれませんが)ベルト部分をカバーするように着るのがいいかなと思います。

ここさえ踏まえておけば、怖がるこたあないです。


さて「ギターなんて弾かれへんのに、何弾いたらええねん?試奏なんかできへんわ〜」とおっしゃるかもしれません。

いいんです。その旨を、試奏する際、楽器屋さんに伝えておけば大丈夫。素直に、「ギター弾いたことないんです」って言いましょう。そういうお客さんはいっぱいいますから。


さて、まずは、抱き心地を感じてください。
やっぱり、抱いてしっくりこない相手とは、長続きしないでしょ?

ギターにはいろんな形、大きさがあります。別にセクハラにはなりませんので(笑)色々抱いて、比べてみてください。

あとは、ネックの具合。ネックっていうのは、ギター弾くときに押さえてる部分、あの棒みたいなとこですね。「何となく」でいいんです。いわゆるフォークギター、鉄弦アコースティックの場合、ナット幅(説明は省きます。まあ、ネックの幅の目安と思ってください)が42mm〜45mmぐらいです。実は1mm違うと結構違うもんです。握ってみて(握り方なんて、見よう見まねでいいんです)、「う〜む、この子はこんな感じなのか〜」と。違う子と比べてみてください。
ちなみに、クラシックギターは52〜55mmぐらいが標準かな。「エレガット」という、クラシックギターと同じ弦を使ってるんだけどなんだかよくわからない怪しげ(笑)なやつは、48mmぐらいだったりします。まあ、それだけ色々あるってことですよ。



試奏で、カッコいいフレーズを弾こうとか、思わなくていいんです。
デモンストレーションじゃないんだから。
エレキギターでちょっと速弾きできるようになった人とかが時々やってますけど、

「リズムめちゃくちゃですからexclamation残念exclamation×2

って斬りたくなります(古い?)

やあ、まあ気持ちはわかるんですけどね(切腹!)

あと、ギターの音色、自分で弾いてどうか、というのもありますが、店員さんに弾いて貰って正面で聞くのもいいです。人に聞こえる音、聞かせる音は、あくまで正面に出ている音です。人に聞かせるために弾くギターなら、その方が大事です。


そういえば、エレキギターという手もありますね。エレキギターが弾きたい人は、エレキを買ってください。ただし、エレキギターってのは、アンプがあってはじめて「楽器」として完成します。アンプについては、「なるべく、自分の弾くニュアンスがしっかり出るもの」がいいと思います。詳しくはまた別の機会に。

でも、「どっちがいいかわからない」って方は、まずアコースティックを一本手に入れましょう。
(「エレアコ」はやめときましょう。理由は別の機会に。)
鉄弦とナイロン弦ではどっちがいいでしょう?個人的には、ナイロン(クラシック)をお勧めしておきます。弦が柔らかくて押さえやすい、というのが第一の利点。あと、基礎が身に付きやすいかなと思っています。でも、フォークの方が弾きたいと思うならそれで構いません。
ギターのサイズはどれがいいでしょう?鉄弦のギターは、なぜかD(ドレッドノート)という大きなサイズが主流です。個人的には、万能選手としてOMかOOOぐらいがいいと思うんですが、特にお手頃価格の中では選択肢が減るのが残念です。
すいません、いきなりOMとかOOOとかDとかJとか・・・ギターの大きさ、形の通称です。色々あります。楽器屋さんで尋ねてください。
ただ、「ミニギター」はあまりお勧めしないです(理由は省略)。


自分のお気に入りを見つけて、ギターライフをスタートできるといいですねぴかぴか(新しい)



これだけは気をつけて!!!




ギターは、一本一本の弦を調律することはできますが、わずか6本の弦で、いろんな音を出さなきゃいけない楽器です。これが、ピアノとの大きな違いです。ピアノは、88ある鍵盤を、一個ずつ調節します。が、ギターは、「フレット」で音程が決まってしまい、楽器が出来上がった後は調整できません。調律(チューニング)を完璧に合わせても、弾く音によっては狂っている、ということがあり得るんです。つまり「音痴」ってやつですね。
たとえフレットが計算上正しい位置にあっても、サドルの状態や、ネックの状態など、ギターの色々なコンディションの問題で音痴になることがあります。

今までに音楽経験のある人なら、「気持ち悪い」と気づくことでしょう。でも、そうでなければ、音程がおかしいことに気づかないまま、そのギターを弾いてるかもしれません。そうすると、狂った音程に耳が慣れてしまい、その後の音楽的成長に巨大な悪影響を及ぼすかもしれないんです。


そういうギターにあたらないためにはどうしたらいいか?



とりあえず、「初心者向け」として売っている1万円とかの超安物がありますが、

それだけはやめてくださいw



一つの基準を挙げておきます。

そのブランド名で、20万円クラス以上のギターを販売しているかどうか




20万円クラスとなると、けっこうしっかりした物を作らないと、誰も買ってくれません。それどころか、ちょっと欠陥があったりしたら、そのブランドの信用に関わります。

そして、それは価格の安いギターにも言えるんですね。

このブランドの、このモデルが欲しいけど、高くて買えないから、こっちにしよう。

そう思って買ったギターが酷いものだったら、そこのブランドのギターは買わない、ということになってしまいます。

だから、安いなりに、もちろんコストは下げてあるけど、そこそこな作りをしています。

韓国製とか中国製とかは、あまり気にしなくていいです。
新品定価10万円以下で日本製なんて、ないです。
「絶対、日本で作ったらこの値段でこの楽器は作れないよな〜」ってのがありますもん。

※フェアトレードに関わるものとしては、心が痛い面もあるんですが・・・


「初心者用」と必死で安さばかりアピールするブランドは、一番高くても5万円クラスだったりしますが、こういうブランドのは酷い製品が多いですむかっ(怒り)パンチハッキリいってゴm(ry


すいません、取り乱しました。


参考までに、手頃な値段の楽器を作っていて、しかも割と安心なブランド名をいくつか挙げておきます。
コレ以外がダメってことではないので、本当に色々、楽器屋さんで見てくださいね。

Yamaha、Morris、ARIA、S.Yairi



あたりは実売2〜3万円ぐらいで「初心者が使うには充分おすすめできる」というモデルを作っています。




あと、中古も気をつけた方がいいです。特に、楽器専門じゃない中古屋さん。扱いが悪くて、致命的なダメージを受けている可能性があります。質屋みたいなところですごく安いものを売ってることがありますが、ギターの見極めや再調整に自信があるのでなければやめましょう。





最低限のことだけをお伝えするつもりだったのに、とてつもなく長くなってしまいました。ごめんなさい。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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posted by KEN-NYE at 14:22 | TrackBack(0) | 音楽のこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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